はじめまして。静かな森へようこそ。

この場所にたどり着いたあなたは、もしかしたら、社会の中でふと耳にした言葉に不安を感じているのではないでしょうか。

｢ひとりでは死ぬこともできない｣
『老後破産長寿という悪夢』より

あるいは、政治を語るこんな声だったかもしれません。

｢尊厳死の法制化も含めて。（…）次の好循環と賃金上昇を生み出します。｣
国民民主党玉木雄一郎代表の過去の発言より

もしかしたら、歴史の教科書に記されたこんな一文だったかもしれません。

｢不治の病にあり、本人自身または他人に対して重大な負担を負わせている者、（…）医師による致死扶助を得ることができる。｣
ナチスドイツ安楽死法

こうした言葉は、心を揺さぶり漠然とした不安をかき立てます。そして、あなたはこう考えたのかもしれません。

「もし人生の最期に、尊厳死という選択肢があるのなら…」
○○○○

尊厳死はあなた不安を解消してくれるのでしょうか？

ここは『思索の森』。その不安を手がかりに、深く、静かに、「私自身の生と死」について考える場所です。

「尊厳死」をめぐる議論は、単純な賛成か反対かでは決して割り切れません。「賛成だが大きな声では言えない」「反対だがその必要性も感じる」。私たち一人ひとりの中に存在する矛盾そのものに、この問題の複雑さが宿っています。

この森は、その割り切れない思いを、ただ静かに見つめるための空間です。その思索の先に、未来への漠然とした不安が、今を生きるための小さな希望に変わる瞬間があると、私は信じています。

この思索の旅が、より深いものとなるように、4つの視点をご用意しました。

【知る】世界の選択肢と日本の現在地
歩くための信頼できる｢地図｣。言葉の意味や各国の制度や歴史など、客観的な知識を蓄えることで冷静な思考の土台を築きます。

【感じる】アートと物語のなかの生死
心を心のままに扱います。映画や本、音楽といった物語の力を借りて、論理だけでは届かない心の領域に触れてみます。

【考える】｢私｣の生と死
あなたならどうしますか？自分と向き合う広場です。｢知る｣で得た知識と｢感じる｣で動いた心を、｢私｣に繋ぎ合わせ思索を深めるための問いを投げかけます。

【追う】世界の最新ニュース速報
世界の今を確認しまうす。世界で起きている最新の出来事を知り、私たちの今を確認します。

どうぞ、興味の赴くままに歩き始めてみてください。そして、もしよろしければ、あなたが感じたこと、考えたことをコメント欄に残してみてください。あなたの言葉が別の誰かの道しるべになるかもしれません。

それでは、この時間があなたの心にとって豊かで穏やかなひとときとなることを願って。